退去費用の踏み倒し?! 法的リスクとオーナー側の対策

  1. 不動産による資産形成

退去費用踏み倒し?!
 法的リスクとオーナー側の対策

こんにちは! お金持ち案内人のレイです!

不動産賃貸業において、最もイヤなのは「入居者様の退去」の連絡ですよね。
退去の次には原状回復工事、そして空室を埋めるための新規募集と、お金がかかることが続くからです。しかも原状回復については、前入居者様とオーナーとの負担割合トラブルが非常に多いのが現実なんです。。

本日は、この退去費用の請求を踏み倒す “前入居者” が負う法的リスクと、バックレて得をした気分になっている(?)退去者に対するオーナー側の対策について、お話します。

いずれにしろ退去者もオーナーも、嫌な気持ちになることなく進めたい手続きですね。
ごゆっくり、ご一読下さい。

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【退去の流れと費用】

退去までの流れ》

更新時期でなくても退去をしたい場合は、次のような流れになります。

①退去予定の1ヶ月前に管理会社に連絡
②実際に退去する日にちを確定
③退去日に、管理会社(業者)と共に室内の確認
④退去者の負担分を確定して、後日精算

原状回復費用の負担》

原状回復は、民法621条により「借主の義務」として定められています。
但し、その原因が経年による劣化なのか借主によるモノなのか?によって、オーナーor退去者 どちらが費用負担するのかが決まってきます。

退去時のガイドラインは国土交通省が定めており、それに従って負担割合を決めることになります。 部屋の広さにもよるけれど、、
借主負担金の相場は 5万~9万円と言われます。

例えば「壁のクロス」は、普通に暮らしていても汚れたりテレビ焼け等も起こります。 これは経年劣化があるという事で、長期間になるほど借主負担は減っていきます。

一方「キッチンのステンレスの錆」については、借主が掃除をしていれば汚れを防ぐ事ができますよね。つまり経年劣化ではないので、前入居者の負担となるわけです。

退去費用を踏み倒す?】

前述のガイドラインに沿って前入居者に請求をした場合でも、、払わない人 いわゆるバックレてしまう人が居ます(-“-) 支払ってもらうよう連絡しても電話に出ない状態が続き、あげくには連絡自体が取れなくなってしまう人もいるんです。
私の物件でも、外国人のバックレが起きたことがあります。。

《バックレの法的リスク

既に引っ越しちゃったし二度と関係を持たないだろうから、お金を払わず逃げちゃおう・・・
そんなのは簡単に許されることではありません! オーナー側としても数万~十数万円の損失になるので、もちろん黙っていませんよ(笑)

基本的に

退去費用の請求を無視するのは不可能!

と思った方がいいです。

連帯保証人が居れば、まず連絡がいきます。
訴訟を起こされて裁判になる場合もあります。

また借主本人の信用情報機関に履歴が残り信用情報に傷が付くので、将来の生活に悪い影響が出てくることも否めません。

※※もし支払いが厳しくて「バックレちゃおう!」なんて思っている方が居たら、逃げるのではなくオーナー(大家さん)や管理会社に相談するのが大切です!

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【オーナーとしての対策

オーナー(大家)として、このような事に遭遇しないための対策は2つです。

①連帯保証人 or 緊急連絡先を、しっかり確認する
②本人の次の住まいを必ず確認する(万一の際は直接訪問も可)

入居時の保証会社加入においては、会社により退去後の保証が含まれない場合があります。
そうなると、管理会社が追い続けて回収するしかないわけで・・・

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【まとめ】

ここまで、退去費用の踏み倒しと法的リスク&オーナー側の対策 についてお話しました。
数字としては大して大きくないかもですが、大家業をする上で気分が悪くなる事柄の代表です。できれば避けたい揉め事ですよね~

そしてまた、退去者も「立つ鳥跡を濁さず!」気持ちよく次の住まいに移ってほしいです(^^)/

収益物件は購入して終わりではありません。 運用中には さまざまな事が起こり、その都度のオーナー(大家さん)の対応や決断が、とても大事になってきます。
 〈参考;家賃滞納の入居者様に対して オーナーが行う5つのステップ!
 〈参考;オーナー泣かせの不良入居者は、家賃滞納者だけじゃない!

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