幼児期の脳を育てるため
親ができる効果的な2つの話しかけ
ごきげんよう! 医師妻サクラでございます。
私は医師妻ですが、医療福祉業界でソーシャルワーカー(カウンセラー)として仕事をしていた時期があります。これでも専門は、「臨床発達心理学」なんです(笑)
心理学はアカデミアな分野ですが、ウチの子供達には「ママの実践編」として、更にしっかり勉強させてもらいました(*^^*)
本日は、主に3歳までの幼児期において、お金をかけなくてもできる「子供の脳を賢く育てる」ことについて お話しようと思います。 この時期の親の話しかけを含めた関わりが、とても大事なんです!
ではごゆっくり、お楽しみくださいませ。
時々ちょっとだけ、我が家関連(?)の話を絡めておきます(笑)
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東大生の親の年収は、950万円以上が6割 だそうです。
最近は「中高一貫の私立⇒東大」というルートがほとんどであり「子供の教育の優先度が高い」「子供の教育にお金をかける親」である事は、間違いありません。
父親は医師や歯科医師、弁護士、官僚などのエリートで、学歴は高く職業は限られます。
母親についてはママ友を見る限り、それなりの大学を卒業しており、子育て時代は「専業主婦」というのが多いです←まぁ私もそうでしたが(笑)・・・
〈参考;【医師妻あるある】東大医師と夫婦円満♡信頼と感謝が全てです(笑)〉
「やっぱりエリート家庭しか無理じゃん」なんて諦める前に、、どんな親でも我が子の可能性を目一杯引き出してあげたいのは同じですよね?! 実は、お金をかけなくてもできる事が2つあるんです(^^)/
①子供に向かって、たくさん話しかける
②絵本を一緒に読みつつ、質問に言葉で答えさせる
【3,000万語の格差って知ってますか?】
米国でも、高収入の家庭で育った子供のIQが高くなる傾向があると言われています。
それって、お金をかけた「幼児教育」の結果なの? いえいえ全く違います!
「家庭環境と知能の発達」に関する HartとRisley による研究をご紹介しましょう。
社会的経済的ステータス(SES)が 高い家庭・中ぐらいの家庭・低い家庭 において、生後半年~3歳までの2年半の間に “親が子供に話しかけた言葉数” ”3歳時点での子供の話す言葉” を調べたモノです。
(American educator 27.1(2003))
社会的経済的ステータス(SES) | 高い | 高い | 中 | 中 | 低い | 低い |
親 | 子 | 親 | 子 | 親 | 子 | |
平均語い | 2176 | 1116 | 1498 | 749 | 974 | 525 |
1hあたりの発語数 | 487 | 310 | 301 | 223 | 176 | 168 |
高SESと低SES では、赤ちゃんが聞く言葉数の差が1hあたり約300、つまり3歳までに「語いの差」が3,000万語になります。
これを Hart と Risley は「30 million word gap」と呼びました。
日本語訳では「3,000万語の格差」です。
まだ しゃべれない頃から浴びる数千万語の言葉のシャワー、これが子供の長期的な知能の発達に深く関与してくるわけです。言語処理能力は就学期の学力や将来の成長に多大な影響をもたらします。
親が発する言葉の豊かさや複雑さ、多様性なども大事な要素ですね。
それならテレビやYoutubeを観せても同じなのでしょうか?? いいえ、違うんです!
大切なのは「赤ちゃんの耳に入る言葉の量」ではなく、生身の人間が「赤ちゃんに向けて話しかける言葉の量」なんですね(^^)/
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【最強なのは 絵本の読み聞かせ!】
幼い頃、我が家の子供達は絵本が大好きで、まだ字がわからないのに丸暗記して読んで(?笑)みせたりして、おじいちゃまや おばあちゃまを驚かせました。
毎日寝る前に「ママに絵本を読んでもらう」のが当たり前でした。
息子と娘では絵本の好みも興味も全く異なるので、
「今日はお兄ちゃんの好きな本」「今日は○○ちゃん(妹)の好きな本」という風に順番に読んだものです。
この「絵本の読み聞かせ」の際のポイントは、子供に質問しながら読むことなんです!
質問は Yes No で答えられないもの、言葉を使って答えなければならないものが良いです。
例えば「この お花は何色なの?」「カエル君は何が欲しいんだろうね?」みたいな感じですね。
この方法を2~3歳の子供に短期間行うだけで、言語能力年齢が10ヶ月くらい差が出るという研究もあります。 (Developmental psychology 24.4(1988))
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【まとめ】
ここまで、幼児期の脳を育てるために親ができる効果的な2つの話しかけについて、お話してきました。
高いお金を払って「英才教育」をするよりも、毎日の生活の中で子供と向き合い、たくさん話しかけることが何より大事であり、私自身も実践してきました。
親がエリートor お金持ち・・・確かに遺伝的要素や経済力も否定はできないけれど、
①話しかける
②絵本を読みながら質問する というのは、常に頭の片隅に入れて誰でも実践でき「習慣にできる」ことだと思います(*^^)v
経済的に恵まれている⇒時間的&精神的に余裕がある
⇒子供に向き合う気分的な余裕がある
この関係は、あるかもしれません。
親としてはしっかり稼ぐと共に「自分に最適な投資」をするのも重要です。
〈参考;【FPが伝授】投資商品の種類と選び方、投資先を決める3つのポイント〉
私サクラは、子育てや介護も経験しています。何をするにも「お金」は大事です(笑) 誰にも相談できないし~とお悩みのあなた、LINE友だち登録からお気軽にお声かけ下さいね(^_-)-☆
ではまた皆様、ごきげんよう!
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