ローン金利; 1.5% VS 3.0%、ポイントは税金! 数字で検証?

  1. FPによる お金の魔法

ローン金利; 1.5% VS 3.0%
 ポイントは税金数字で検証

こんにちは! お金持ち案内人のレイです!

現在の不動産市場においては特に一都三県の物件価格が上昇し、一方で日銀が少しずつ金利を上げる方向を示しつつあります。 長期間に渡り「超低金利」が続いてきた日本で、今後「金利」が上がるとローンは どうなっていくのでしょうか?
 〈参考;物件価格が上昇し過ぎ(*_*; この状況下で不動産投資は?

不動産投資の収支に一番影響するのは「ローン金利」と「税金」ですね。金利も税金も小さい数字が良いのは当然ですが、金利が2倍だと どのくらい差額があるのでしょうか?

本日は、アパートローン金利が 1.5%と 3.0% の場合に実際の支払金額は いくらなのか? また税金を考慮した最終的な差額は どのくらいなのか? について、具体的に比較検証していきます。

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設定条件

融資額;5,000万円  融資期間;25年
一棟モノ(土地価格;60% 建物価格;40%)

金利 1.5% の場合と、3.0% の場合を比べます。

ごゆっくり、ご一読下さい。
 〈参考;一棟アパート投資で確認すべき 失敗回避の3つのポイント

総支払金額】

金利 1.5%; 5,990万円
金利 3.0%; 7,100万円

おおよそ 1,100万円の差が出ています。正直、かなり大きな差額ですね。。
多くの人が金利を気にする理由は、まさにコレですよね(-_-;)

毎月の返済額】

金利 1.5%; 19.9万円
金利 3.0%; 23.7万円

毎月の返済額を比較すると、約4万円(3.8万)ほどの差があります。
ただ 金利が2倍になっても、返済額は2倍になるわけではありませんね。

年間の返済額】

ここで、1年間の返済額を計算してみましょうか。

金利 1.5%; 19.9万×12ヶ月=238.8万円
金利 3.0%; 23.7万×12ヶ月=284.4万円

返済額を1年間で比べると、約46万円の差となります。

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税金の考え方】

不動産賃貸業においては「建物金利分」を経費として計上できるというのが、重要なポイントなんです! え?どういうこと??

「減価償却」を使って不動産所得を書類上 “赤字” にしていると、それぞれの経費計上額は次のように計算され、その数字⇒税還付 になります(^^)/
ここでは、累進課税により所得税率 33% の人のケースを考えてみましょう。
 〈参考;減価償却は “節税” というより “税の先送り”  うまく使える人とは?

借入金額×金利×税率(33%)、そのうち建物金利分を計算します。

金利 1.5%; 5,000万×0.015×33%=24.7万
       24.7万×40%=9.8万円 (税還付)

金利 3.0%; 5,000万×0.03×33%=49.5万
       49.5万×40%=19.8万円 (税還付)

《税金まで考慮した年間返済額》
 金利 1.5%; 238.8万ー9.8万=229万円
 金利 3.0%; 284.4万ー19.8万=264.6万円

つまり実質的な返済額の差は、約 36万円になります。

税金を考えるか否かで、キャッシュフローの差が10万円も違ってしまうんですね。

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【まとめ】

ここまでアパートローン金利が 1.5%と 3.0% の場合、税金を考慮すると 実は金利差ほどの違いがない事を数字で検証してみました。

ローン金利は、低いに越したことはありません! たとえ高い金利での融資しか難しい場合でも、返済額に さほど違いがなかったり、逆に融資額が伸びる or 融資期間が延びる などの好条件が付いてくるケースもあるんです。

どんな場合も

税金を考慮したキャッシュフローの計算

が重要です!
 〈参考;不動産投資の「キャッシュフローツリー」 最終手残り額が重要!

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